プロトタイプまでつくったら、次は解決策を検証していきます。課題仮説を検証したときと同じように、仮説を整理した上でユーザインタビューを行います。ここでは、解決策を検証するための仮説、解決策仮説を整理していきます。
解決策仮説とは、解決策についての仮説です。たとえばリーンキャンバスで書いた解決策の形はそれでいいのか。フックモデルで定義した内容はユーザにとって本当によい形なのか。今の段階では想像にすぎません。これらを解決策仮説として洗い出します。
洗い出した解決策仮説は、仮説マトリクス上に重要度と不確実度で整理します。重要かつ不確実な仮説について、ユーザインタビューで検証すればいいことがわかります。
解決策についての重要かつ不確実な仮説を見つけて、次のユーザインタビューにつなげていきましょう。
リーンキャンバスで書いた解決策やフックモデル、プロトタイプから仮説を抽出してみましょう。仮説マトリクスを使って、重要度と不確実度をもとに仮説を整理しましょう。
仮説マトリクスについては、次の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
リーンキャンバスで書いた解決策とフックモデル、プロトタイプをもとに、仮説を付箋に書き出してみました。これをもとに仮説マトリクスで分類すると、次のようになりました。
この図から、とくに次の仮説が重要かつ不確実であることがわかりました。
これらの仮説が成り立たないと、この章でつくったフックモデルやプロトタイプが成り立たず、プロダクトがうまくいかない、ということになってしまいます。ユーザインタビューでは、この仮説を重点的に検証していくことにしました。
Webエンジニア&プロダクトマネージャ。 プログラミングで『ひとりで働く』を模索中。 三重の山の中で妻とこども、ネコとのんびり暮らしています。
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