という悩みに、記事で回答していきますね。この記事では、ブログの記事を3種類:
で定義し、また比率を7:2:1で書いていくことを提案しています。この理由や、ブログのフェーズごとに記事をどう書いていけばいいかの方針を書いています。
私はこのサイトをふくめていくつかのブログを運営しています。技術ブログという収益化しづらいテーマではありますが、検索流入を中心として収益が生まれています。この経験をもとに、この記事を書いています。
上でも書きましたが、ブログの記事は次の3つの種類に分けられます。特徴や欠点も合わせて整理すると:
記事の種類 | 特徴 | 欠点 |
---|---|---|
集客 | 検索流入がふえる | 効果が出るのが遅い |
ブランディング | ファンがふえる | 継続的なPVは見込めない |
収益化 | 収益がふえる | ブランディングを下げる可能性がある |
ちょっと例をあげて見てみますね。
たとえばあなたがリモートワークをするエンジニアだとします。この場合、集客・ブランディング・収益化の記事は、それぞれ次のようなものが当てはまります:
記事の種類 | 記事の例 |
---|---|
集客 | 『エンジニアがリモートワークをするときの環境』 |
ブランディング | 『ソロキャンプでリモートワークをしてみた』 |
収益化 | 『私がリモートワークできる会社に転職した方法』 |
補足すると、上の例の集客記事は『エンジニア』『リモートワーク』『環境』というキーワードを想定して記事を書きます。
こういった集客記事であなたに興味をもった読者が、ブランディング記事を読み、あなたのことをもっと好きになります。つまりファンになります。
あなたのファンはあなたの働き方について興味をもっているので、収益化記事を読んでくれます。ここから収益が発生します。
なるほどね。たしかに好きな人の記事なら広告があっても読んでみたいと思えるかも。
あなたが記事を書くとき、その記事がこの3種類のどれに当たるかを意識するといいですね。「ブランディングの記事が少ないから書こう」とか、「検索流入をふやしたいから集客記事を書こう」みたいな戦略を立てられると思います。
上でブログの記事は『集客』『ブランディング』『収益化』の3種類があると書きました。この記事の比率ですが、ゴールとしては:
集客:ブランディング:収益化=7:2:1
になるように書いていきます。
なんで7:2:1なの? まさか適当じゃないよね。
収益化記事から収益を発生させるには、あなたにファンを作る必要があります。ファンを作るには、ブランディングが必要になります。ブランディングをするには、たくさんの読者が必要です。
つまり:
という流れですね。そしてなによりあなたに興味をもってくれる可能性のある人=読者を集めることが大切なので、集客記事の比率を7としています。
収益化記事が多すぎるとブランディングを下げる可能性があるので、ブランディングを2、収益化を1としています。ここはあくまで目安ですね。
上で『集客:ブランディング:収益化=7:2:1』と書きました。最終的にはここをめざすのですが、ここはブログのフェーズでも変わってきます。
ここでは次の3つのフェーズ:
に分けて、それぞれのフェーズでどの種類の記事に注力するかを書いていきます。
ブログをはじめたばかりのときは、集客記事をひたすら書いていきます。ここでブランディング記事を書いても読む人はいませんし、収益化記事を書いても収益は発生しません。
まずはブログのベースを作っていきます。
この頃になると、少しずつ検索流入がふえていきます。ここでブランディング記事をふやしていきます。比率としては:
集客:ブランディング=9:1
くらいでいいと思います。まだあなたのファンがいないので、収益化記事を書いても収益は発生しませんね。
ここまで来ると、あなたのファンができてきます。継続的にファンができる土壌もできました。ここではじめて、収益化記事をふやしていきます。
ブログの記事は、『集客』『ブランディング』『収益化』のどれか一つだけに属する訳ではありません。たとえば、この記事は集客が主な目的です。ただ、私が『ブログ運営に対して考察をしている人』というブランディングにもなっていると思います。
この場合、この記事は集客記事として分類します。3種類のどこを主な目的として書くか、で分けるといいですね。
この記事では、ブログの記事の種類と理想的は比率、またフェーズごとの書く記事について整理しました。ブログをどう書いていくかに悩んだときに参考になれば嬉しいです。
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ブログの収益化をめざす上で、記事をどうやって書いていけばいいのかな。収益化のための記事ばっかり書くのはなんか違うし。